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教育改革の取り組みについて

2021年4月1日更新

教育改革の取り組み

1875年の創立以來、お茶の水女子大學は、明治、大正、昭和、平成、令和と時代の変遷を経て、常に普遍的な學術的価値に創造と未來を擔う女性人材の育成に努めてきました。そして、本學で學び巣立った卒業生たちは、様々な領域で豊かな才能を開花させ、社會をリードし、新たな時代を作ってきました。

本學では、145年にわたって果たしてきた先導的な女子教育の歴史と伝統の上に立って、リベラルアーツ教育、グローバル教育、リーダーシップ教育などの特色ある教育システムを構築しています。それらの教育?実踐を通して、學生たち自身が自律性と協調性を育み、論理的思考力と創造的探究心を習得できるよう、努めています。教育の基本である教養教育においては、本學の特色として「21世紀型リベラルアーツ教育」が挙げられます。これは、學生たちが自ら課題を発見し、それを解析?考察して、解決のための方策を見つけ出すという能力を習得するプログラムで、様々な領域の教員たちの連攜によって、既存の學問分野を超えた幅広い知識や手法を提供しています。また、専門教育においては、これまでに「21世紀COE(Center of Excellence)」や「グローバルCOE」事業を実施し、高度な教育と研究に資する活動を展開してきました。世界で活躍できる女性博士人材育成のための「大學院博士課程教育リーディングプログラム」においても大きな成果をあげています。現在は、AI 人材およびデータサイエンス人材の需要の急激な拡大にともなう社會的要請に応えるため、2019年に「文理融合AI?データサイエンスセンター」を設立し、AIおよびデータサイエンス教育にも力をいれています。

お茶の水女子大學は、これらの教育?研究活動を通して、優れた次世代人材の育成と豊かな未來を創造し得る高度な教育研究機関として、日本のみならず國際的に社會をリードし未來を創造するために、努力を重ねて參ります。

お茶の水女子大學長 佐々木泰子

お茶大発 新型AO入試(新フンボルト入試)

平成26年度 「大學教育再生加速プログラム」 選定取組 2014年度から

大學教育再生加速プログラムはこちらをご覧ください

この取組は、特別入試、とくに現在のAO入試を抜本的に改革し、多面的?総合的に志願者の意欲、適性、能力、基礎學力を見極める入試を構築することを目的とする。募集定員を現在から倍増させ、文理合わせて全學で20人規模とし、丁寧で手間をかけた本學獨自の新フンボルト入試を実施する。高大接続の要素をもつプレゼミナールおよび3日間にわたる本試験を通じて、基礎學力を擔保しつつ受験生のもつ潛在力(ポテンシャル)を見極める。大學入學時に知的ピークを迎える學生ではなく、入學後の學修のなかで能力を大きく伸ばし、大學院に進學し社會に出てからさらにリーダーとして飛躍しうるような「伸びしろ」のある學生を選抜する。

畫像をクリックすると拡大されます。

現行お茶大型AO入試

お茶大発 新型AO入試(新フンボルト入試)

「新フンボルト入試」文系 図書館入試

「新フンボルト入試」理系 実験室入試

「みがかずば」の精神に基づきイノベーションを創出し続ける理工系グローバルリーダーの育成

博士課程教育リーディングプログラム 2013年度から

日本の持続的発展のためにはイノベーションを創出し続けることが必要不可欠である。一方、少子高齢化社會においては「女性の活用は成長戦略の中核をなす」といわれている。このような狀況の下に本プログラムでは、特に女性人材が不足している理工系分野(物理、情報など)において、物理?數學?情報を基盤的な素養として持ち、そのため社會の様態やニーズの変化に即応でき、必要なイノベーションを創出し続けることのできる高い柔軟性をもった、グローバルに活躍できる女性人材を、お茶大をハブにして、産學官が協働して養成する。

本プログラムでは「確固たる基礎力の獲得」「実社會における研究開発のイノベーションと異分野協働におけるリーダーシップの涵養」の2點を教育目標とする。そして、後者については、効果的なプロジェクトマネジメントとチームワーク研究によって実踐的に達成していく教育手法Project Based Team Study(PBTS)をプログラムの基幹に據える。

さらに、多文化共生のグローバル社會においてソフトなリーダーシップが発揮できるよう、本プログラム獨自のコースワークにより

  • I. 俯瞰的に統合?分析する力
  • II. 人間力
  • III. アピール力と言語?交渉力
  • IV. 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ
  • V. 情報発信や情報収集に不可欠なIT技術等

を、5年間を通して高める。なお、本プログラムは理學専攻とライフサイエンス専攻が協働し、「グローバル理工學副専攻」の新設によって実施するものである。

博士課程教育リーディングプログラムの説明図

學生主體の新しい學士課程の創成 -21世紀型リベラルアーツと複數プログラム選択型専門教育-

文部科學省特別経費プロジェクト (2010年度~2013年度)

本學における教育は、21世紀型リベラルアーツ(文系、理系の領域を橫斷した視野を獲得し、自在につかえる技を學ぶ)を基礎とした広い視野のもとに、創造性と実踐性を備えた専門基礎力を持つ人間を育成する新たな學士課程である。自然?人文?社會領域の総合的理解を深める「21世紀型文理融合リベラルアーツ」(LA、教養教育課程)の基盤の上に、學生主體の複數プログラム選択型専門教育課程を導入し、21世紀の社會に必要とされる教養と専門性を備え、自主自律の精神に富み、女性リーダーを育成する學士課程教育を構築する。具體的には、従來の學科、コースの専門性の枠內で閉鎖的に専門教育を実施するのではなく、學部學科等の教育組織を橫斷した複數プログラム選択履修制度を導入し、主プログラムと選択プログラムの組合わせにより、多様な可能性をもつ専門基礎力を育成するものである。

學生主體の新しい學士課程の創成

東京コンソーシアムを基盤とした大學院疾患予防科學コース設立(平成24年度から平成28年度)

大學間連攜共同教育推進事業(2012年度~2016年度)
連攜校名:東京醫科歯科大學、お茶の水女子大學、學習院大學、北里大學

急激な進歩を見せている生命科學分野において、高度な専門的知識と社會の要請に適合した汎用的能力を備え、オピニオンリーダーとなる人材の育成と社會への輩出が大學院教育に求められている。本取組では、東京の中心部にあり、生命科學の教育研究に関して互いに補完的な特色を有している東京醫科歯科大學、お茶の水女子大學、北里大學、學習院大學の4大學が中核となり、関連する學協會、企業等のステークホルダーの協力のもと、生命科學分野人材育成のための大學院教育課程を體系化する。博士課程における疾患予防科學コースの設置、共通カリキュラムの開発による教育研究水準の一層の高度化、學生支援(インターンシップや學外研修)?國際化事業の共同実施、共同研究體制や産學地域連攜の共同推進を行うことにより、東京都における生命科學の知の拠點となることを目指す。

東京コンソーシアムを基盤とした大學院疾患予防科學コース設立の説明図

教學評価體制(IRネットワーク)による學士課程教育の質保証(大學間連攜共同教育推進事業)

連攜校名:北海道大學、お茶の水女子大學、琉球大學、大阪府立大學、玉川大學、同志社大學、関西學院大學、甲南大學

國公私立大學の連攜により、全國規模の學生調査分析を基盤として、ネットワークを通じた連攜大學間での相互評価の結果ならびに學內の調査データを學士課程教育の質的向上に結びつける質保証システムの創出と教學支援組織の育成を目指す。すなわち、連攜大學において學生調査、卒業生調査などを実施し、大學の狀況に適合した教學評価體制を構築し、大學間相互評価を実施する。同時に実施する英語力調査ならびに卒業生調査により、グローバル化に対応した大學教育改革や就職ミスマッチの解消も目指す。さらに、教學評価人材育成のためのワークショップ事業も展開する。これらの事業により設置形態の相違を超えた國公私立大學の連攜による。學士課程教育の質保証に向けた新たな教學支援モデルが構築される。さらには、教學評価のノウハウの共有化により教學評価を可能とする人材育成と日本版教學評価モデルの構築が行われる。

教學評価體制による學士課程教育の質保証の説明図

理系女性の意欲と個性に根ざした複線的教育

文部科學省 理數學生応援プロジェクト (2009年度~2012年度)

専攻分野の"理"に根ざす學びへの目的意識や意欲の觸発、あるいは科學に対する広い視野の啓発のため、関連あるいは隣接分野の他學科の教員の下で學生が 卒業研究を行える方策、學際的分野の副専攻の開設、複數プログラム選択履修制などにより、ひとりひとりの學生の個性と能力を伸ばす種々の取り組みを行う。

 理系女性の意欲と個性に根ざした複線的教育(イメージ図)

女性リーダーのためのコンピテンシー開発

文部科學省 大學生の就業力育成支援事業 2010年度から

本學は學生個々の特性と志向性に応じた多次元的な學士力の養成を目指しており、その養成過程で修得される諸能力を適切に組み合わせ、女性の地位向上をはじめとする社會的課題の解決に貢獻する高度な就業力として発揮できるようにすることが、「女性リーダーのためのコンピテンシー開発」の目標です。

本取組みではOECD(経済協力開発機構)が提案しているキー?コンピテンシーの枠組みをもとに、雙方向のツール活用、自律的活動、多様な社會集団での 協働という3分野のコンピテンシーを身につけ、これらを本學が女性リーダー力の核と考える心遣い?知性?しなやかさという思考?行動特性のもと、適切に組み合わせ成果をあげられるようにします。學生が主體的に、また仲間と協働してコンピテンシーを開発できるしくみをつくります。

女性リーダーのためのコンピテンシー開発(イメージ図)

多様な食育の場に対応可能な高度専門家の育成

文部科學省特別経費プロジェクト (2010年度~2015年度)

食育の高度化?多様化に対応し、日本発のSHOKUIKUを新しい概念として海外に発信していくために、従來の食育の枠を超えた學際的な幅広い教養をもち、多様な場やレベルに応じて科學的根拠に基づいた情報を、正しく発信できる高度専門家を育成する。

多様な食育の場に対応可能な高度専門家の育成

校風をつなぐ女性科學者の育成 第二のマリー?キュリーをめざせ

日本學術振興會 國際交流事業 
若手研究者インターナショナル?トレーニング?プログラム【ITP】 (2008年度~2012年度)

女性人材育成の土壌のある歐州研究機関に理學専攻の大學院生を派遣する。3つの段階を経て社會に羽ばたく「ホップ?ステップ?ジャンプモデル」を構築し、國際的視野をもつ女性研究者を育成する。

歐州パートナー機関位置図

『理學する心』を持つ小?中學校教員の指導者養成

獨立行政法人 科學技術振興機構
理數系教員 (コア?サイエンス?ティーチャー) 養成拠點構築事業(2009年度~2012年度)

理科が好きで得意な小學校教員と理學部出身の大學院生を、指導力と教材開発力に優れた小?中學校教員に育てることを目指す。科目には、小?中學校の接続 を意識した理科と先端研究をつなぐ「CST理科教育法」、地域の教育資源を教材化するための「教材開発法」、夏休みの「自由研究指導法」、そして「教員研 修実踐論」を學び、「教職インターンシップ」で教育現場を體験學習する。これら科目全てに合格した受講者は、CSTと認定され、各市區に設置する理數教育 支援拠點とCST専屬理科支援員を活用し、地域の理數教育を振興する。

女性リーダーを創出する國際拠點の形成 -國際的に卓越した教育研究拠點機能の充実-

文部科學省特別経費プロジェクト 2010年度から
國立大學機能強化分特別経費 2015年度から
國立大學法人機能強化促進補助金 2016年度から

本取組は、本學が実踐してきた「女性リーダー育成プログラム」の成果を踏まえ、先進的學際的な分野を開拓する女性研究者を育成する國際的拠點形成を目的とする。そのために、以下の事業を実施する。

  1. リーダーシップ教育の理論構築
  2. 女性の能力を開発する國際的ネットワークの構築
  3. 國際水準の女性研究者の育成システムの構築

女性リーダーを創出する國際拠點の形成

グローバル社會における平和構築のための大學間ネットワークの創成-女性の役割を見據えた知の國際連攜-

文部科學省特別経費プロジェクト 2010年度
一般組替により実施(運営費交付金) 2011年度から
學內財源にて実施中 2016年度から

本取組では、グローバル社會における平和構築を目指して、先進國と開発途上國の大學、研究機関との國際的ネットワークを創成する。このネットワークは女性の役割を見據えた知的國際連攜であり、アジア?中東?アフリカ地域における特に紛爭後の國?地域における女性と子どものエンパワーメントを目指す。そのために、以下の事業を実施する。

  1. 女性と子どもの支援に関する國際協力のための世界各地の(女子)大學とのネットワークの形成
  2. 國際機関?國際NGOおよび援助機関の女性と子どもの支援に関するプロジェクトとの連攜
  3. 教員?學生(院生)との協力と交流、卒業生組織による女性と子どもへの國際協力活動
  4. 平和構築に向けての國際協力人材育成のプログラム化と人材交流
  5. 國際貢獻(平和構築、女性支援、子ども支援分野)における日本の(女子)大學のリーダーシップ

大學間ネットワークの創成

統合型學生支援システムの構築による女子高等教育機會の保証

文部科學省
大學教育?學生支援推進事業【テーマA】大學教育推進プログラム (2010年度~2013年度)

支援する側の視點から個別に展開されてきた、授業料減免施策、學寮施策、大學獨自奨學金施策を見直し、被支援者である個々の學生ごとに、多様なニーズを 把握し、きめ細やかで効果的な統合型學生支援システムを構築する。また、留學生支援の拡充も図る。これにより、女子高等教育機會の均等化を図り、本學の教 育機能の基盤を確保するものである。

統合型學生支援システムの構築による女子高等教育機會の保証

附屬學校園を活用した新たな學校教育制度設計に係る調査研究(文部科學省特別経費プロジェクト)

高度専門的研究力を持つ教員養成?現職研修システムの構築と幼小接続期の新學校制度開発
(2010年度~2015年度)

幼児 児童の「探究力?活用力」育成を目的とする新たな學校制度と教育課程を検討?開発するとともに、附屬學校園を活用して「コア?ティーチャー」となる大學院生を育成し、教員の研究=探究力形成を促す教員養成?現職教員研修システムを開発?普及する。

高度専門的研究力を持つ教員養成?現職研修システムの構築

乳幼児教育を基軸とした生涯學習モデルの構築(ECCELL)

文部科學省特別経費プロジェクト(2010年度~2015年度)

乳幼児教育に関心を持つ女性?社會人の學び直しの場を、教員養成?乳幼児教育における本學のリソースと連攜しつつ新たに構築し、ケア的資質と戦略的子育て支援力のある人材の社會還元モデルを発信する。

乳幼児教育を基軸とした生涯學習モデルの構築

國際水準の女性科學者の育成?お茶大型ホップ?ステップ?ジャンプモデル(平成22年度から平成24年度)

日本學術振興會 研究者海外派遣基金助成金【組織的な若手研究者等海外派遣プログラム】 2010年度から

指導的女性?女性研究者の育成をすること、及び國際交流を通じて國際的に認知される高度な水準の研究を行うことができる女性科學者の育成に取り組んでいる。対象として、ポスドク研究員や若手研究者に対する研究留學の機會を與え、海外で研究できる資源の幅を広げることで研究能力の向上が諮られ、多様なキャリアパスへとつながることが國際水準の育成を加速する。

國際水準の女性科學者の育成

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