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大學院課程カリキュラム?ポリシー

2021年4月12日更新

I 大學院の教育課程編成?実施方針

  1. 博士前期課程では、學士課程の教育によって得た成果を発展させて、本學の多様かつ學際的な學術研究を背景とした広い視野に立つ精深な學識を授け、専門分野における研究能力または高度な専門性を有する職業を擔うために必要な能力を有する人材を養成する。
  2. 博士後期課程では、高度な専門教育および専門諸分野の基礎に立つ學際的総合研究を行うために必要な創造的能力を有し、研究者として自立して研究活動を行い、あるいはその他の高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力とその基礎となる豊かな學識を有する人材を養成する。
  3. 幅広い視野から自己の研究を位置づけることができるように、既成の専門分野にとらわれない文理融合と學際性を特色とするカリキュラムを編成?実施する。さらに、複數教員による指導體制を確立し、また、副専攻と大學間交流協定を整備することにより、高い専門性に立ちながら豊かな広がりを持つ知の創造に挑戦する研究を実踐させる。
  4. 國際性を重視し、海外の研究機関と積極的に連攜したカリキュラムを編成することにより、最先端の研究成果に觸れる機會を提供すると同時に、多文化の相互理解に立腳した學際的な研究を推進する國際社會で活躍できる能力を養成する。
  5. 社會と連攜し、社會的ニーズを視野に入れた教育と研究を行うことにより、社會の変化に敏感でありつつも一貫して真理を探究する姿勢を身につけさせ、社會との間で望ましい知の循環を実現しうる研究者ならびに高度な職業人を養成する。

II 博士前期課程の教育課程編成?実施方針

比較社會文化學専攻の教育課程編成?実施方針

言語文化分野の4コース(日本語日本文學、アジア言語文化學、英語圏?仏語圏言語文化學、日本語教育)と人文學分野の5コース(思想文化學、歴史文化學、生活文化學、舞踴?表現行動學、音楽表現學)において、言語、思想、歴史、蕓術を軸とする人文諸科學に関する高度な専門性を構築し、幅広い教養に基づいた學際的で豊かな研究能力を備えた人材を養成するため、専門的であると同時に學際的な視點から、人間の文化活動を通時的かつ共時的に幅広くとりあげ、総合的に探究することを目指す。

(1) 日本語日本文學コース

上代から現代に至る各時代の日本文學、また日本語の歴史と體系について、學士課程教育で得られた知識を踏まえ、より本格的な研究方法を身につけることを目指す。

(2) アジア言語文化學コース

中國大陸、臺灣、香港、東アジアなど、中國語圏における言語と文學を対象とする研究方法の習得を踏まえ、幅広いアジア研究を行いうる人材を養成する。

(3) 英語圏?仏語圏言語文化學コース

英語とフランス語、英語圏および仏語圏の文學?文化の理論と実踐に関する専門知識と、研究方法論を習得することを目指す。學士課程で身につけた英語およびフランス語の技能をさらに向上させ、高度な運用能力を習得するとともに、學術的な思想を正確に理解し、また発信できる能力を身につける。

(4) 日本語教育コース

講義と演習を通じて、多様な言語及び文化背景を持つ學習者を理解し、彼らのコミュニケーション能力を向上させるための基盤となる言語習得理論や方法、専門性と実踐力を持ったグローバル社會の日本語教育専門家を育成する。

(5) 思想文化學コース

哲學、倫理學について専門的かつ體系的知識を習得し、考え方の多様性を知り、考える可能性を拡大するとともに、現代社會の具體的な諸課題をふまえつつ、理論的にまた柔軟に考察する力を養成する。

(6) 歴史文化學コース

多様な史料の読解を基礎とする歴史學の手法を身につけることで、日本、ヨーロッパ、アジアにおける政治経済や社會文化の諸問題を、論理的かつ獨創的に解明していく能力を養う。また美術史學の研究方法を高いレベルで體得することにより、視覚文化の批判的な読解を可能にする能力の涵養を目指す。歴史學?美術史學のいずれの分野においても、深い専門性とそれを支える幅広い教養?知識の習得が必須である。

(7) 生活文化學コース

服飾、住居、工蕓、デザインなどの生活造形をとりまく文化?歴史を、比較文化論、民俗學、歴史學などの手法によって多角的に探究することにより、生活と文化に関する幅広い教養と視野、および専門的知識と獨創的な分析力を備え、生活文化論を人間理解の途として日本の內外に発信できる能力を養う。

(8) 舞踴?表現行動學コース

講義及び演習を通じて舞踴やスポーツなどの表現行動を理論的に分析するための高度な専門的能力を養成し、幅広い教養と表現行動の実踐に基づいた學際的で豊かな研究能力の養成を目指す。

(9) 音楽表現學コース

講義及び演習を通じて音楽を理論的に分析し実踐するための能力の涵養とともに現場的な感覚の習得を目指し、幅広い音楽の教養を持った人材を育成する。

人間発達科學専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 教育科學コース、心理學コース、発達臨床心理學コース、応用社會學コース、保育?児童學コースの5つのコースで構成されている。これらのコースのもとで、経験科學的方法論の基礎を習得するとともに、社會的?心理的諸病理の解決を目指した実踐的課題意識に基づいて、社會−人間−発達を総合的?有機的に結びつける理論を身につける人材を育成する。
  2. 人間発達分野での社會的必要性の高い諸問題の解決を図る研究能力と、指導的な高度専門的職業人としての能力を身につけた女性研究者の育成をめざす。
  3. 本専攻では、研究領域の結集のみならず、本専攻の理念である學際性を身につけた女性研究者?人材の養成を目指す。博士後期課程への進學を主眼とした、人間発達科學と社會科學との相互理解を備えた女性人材のほか、教育科學、心理學、社會學等を専門とし、実踐力を身につけた公務員や研究員、臨床心理士や社會調査士等の資格を備えた人材、保育?児童學の知識と方法論を身につけた児童相談所等の育児?教育アドバイザー、および政策能力?実踐能力を高めた教職員や教職員指導者などである。

(1) 教育科學コース

人間の生涯にわたる発達と教育の過程を、教育思想、教育史、教育社會學、教育方法學?教育課程論、教育開発論、生涯學習論等の多様な研究方法論により科學的に探究する博士後期課程進學者を育てるとともに、諸教育問題の解決に資する高度な専門職業人を養成する。

(2) 心理學コース

心理學における専門的な研究能力とともに、人間の心の問題を多次元的、総合的に分析できる能力を身につけさせ、心理學の高度な専門性を要する職業を擔える人材を養成する。

(3) 発達臨床心理學コース

臨床心理學を柱として、発達臨床心理學の研究を行う基礎的な研究能力を養うとともに、家庭、教育、醫療、福祉、司法、産業等の様々な場における人々の心理臨床,発達的問題について専門的に対処する力を養成するのに必要なカリキュラムを設置する。なお、本コースは、(公財)日本臨床心理士認定協會の第1種指定校であり、資格認定のために必要なカリキュラムを設置する。

(4) 応用社會學コース

社會學の基礎的な研究能力とともに、社會の諸問題(家族、コミュニティ、格差と排除、法、コミュニケーション、福祉等)を學際的視點をふまえつつ社會學の方法を用いて解明し、研究活動もしくは高度な専門性を有する職業活動を通して、それらの諸問題の解決に寄與し得る能力を有する人材を養成する。

(5) 保育?児童學コース

保育?児童學領域の研究者、もしくは研究者的な視點を有する実踐者として、家庭、保育?教育現場へ有効な支援を行える人材、そのような支援のあり方を研究する人材を育成する。

ジェンダー社會科學専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 社會學、政治學、経済學、法學、地理學、環境學、開発學、人類學などの社會科學諸分野の研究方法論とジェンダー視點に立つ分析とを結びつけることにより、新たな問題領域を解明する研究を行うことを特色としている。
  2. 家族、労働、経済、法政策、社會運動、國際関係、開発、地域研究、自然及び社會環境、テクノロジー、福祉、醫療 空間、國際移動などの領域に関わる研究力を培うことにより、男女共同參畫社會の構築やグローバル社會のもとで國際的な活動に貢獻できる人材を養成することに主眼を置いている。
  3.  上記の目的のため、以下の3つの科目群を設ける。
    [ジェンダー研究科目群]ジェンダー研究の基礎から最先端までをカバーする科目群。ジェンダー論を集中的に學び、社會や文化の諸問題に対する批判的な思考力を磨くことを目指す。さらに、より高度なジェンダー研究へと進む経路ともなる。 
    [専門科目群]社會學、政治學、経済學、法學、地理學、環境學、開発學、人類學などの各學問分野における専門的科目群。個別ディシプリンを基礎から発展のレベルまで體系的に修得する。
    [學際方法論科目群]視野を広げ、方法論を磨く科目群。分野の異なる複數教員による學際共同演習や調査法(量的、質的、フィールドワーク等)に関するコースワークなど。研究を進める前提として、広角の視野と厳密な方法を身につける。
  4. 修士論文に関しては、當該分野の研究の前進に寄與しうる高度な研究成果を生み出すことができるよう、主指導教員を中心としながら、専攻の全教員を母集団とする集団的な指導體制のもとで、段階的?系統的に研究指導を行う。

ライフサイエンス専攻の教育課程編成?実施方針

理學、工學、生活科學の學問領域の有機的な統合をはかるため、理學部學士課程、および生活科學部學士課程の教育成果を統合、発展させ、ライフサイエンス全般の広い視野に立って人間を生命、生活の両面から捉える能力を培う。このために、下記の方針に基づいて教育課程を編成し実施する。

  1. ライフサイエンスの基礎から応用までを幅広く理解し、ライフサイエンスの諸分野における研究、または高度な専門性を必要とする職業を擔いうる人材を養成する。
  2. ライフサイエンスに関する研究計畫を遂行するため、研究実施能力、研究の妥當性に対する判斷力、文獻調査能力等を育成する。
  3. 連攜機関との教育研究交流を図り、より先端的な研究、社會との密接なつながりを意識させるとともに、さらに幅広い視野を養う機會とする。
  4. コース橫斷的講義であるライフサイエンス論を必修とする。また、主指導教員と副指導教員による複數指導體制のもとで、修士論文、または修士論文に代わる特定の課題についての研究報告を作成する。

(1) 生命科學コース

今や生命科學を理解し応用することは、人間社會のあらゆる局面において必須の教養かつ技法であるとみなされている。生命科學コースでは、それに応えるための研究と開発を擔う高度専門職業人を養成する。そのために本コースでは、生きているもの全てを対象に、生きているということはどういうことなのかを明らかにするための基礎的な研究を行いつつ、バイオテクノロジーに至るまでの広い領域の科學と技術を修める。また本コースでは、初等中等の理科教育や科學コミュニケーションの領域で活躍する人材養成も目指している。以上の観點に基づき、選択科目と修士論文作成のためのコース科目群を編成し実施する。

(2) 食品栄養科學コース

食と栄養に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、食に関する疾病や、食の安全性などの問題を解析?解決することを目的とする。そして、食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までを擔うことができる、食品企業の研究者や開発者、管理栄養士のリーダーなどの「食のスペシャリスト」を育成する。以上の観點に基づき、修士論文指導を中心としたコース科目群を編成し実施する。

(3) 遺伝カウンセリングコース

醫療保健の場において疾患の遺伝學的関與の醫學的影響、心理學的影響および家族への影響を理解し、かつ、適応していくことを支援する遺伝カウンセリングを実踐できる、高度な専門性を有する職業人を養成する。さらに、その実踐に必要な「エビデンスを明らかにするための遺伝カウンセリング研究」をおこなうための基礎を學ぶ。カリキュラムは、専門職としての認定遺伝カウンセラーの資格取得の要件に従うよう編成される。遺伝醫學の基礎となる最新の生命科學、人類遺伝學、ゲノム醫科學、専門職として必要な醫學についての基礎知識、醫療面接、臨床遺伝學、遺伝カウンセリングの基礎と演習を必修として學び、連攜している醫療機関における遺伝カウンセリング陪席実習を行い、コミュニケーション能力とチーム醫療の概念の理解できる能力を養成する。また修士論文作成を通じて、論理的科學的思考、遺伝カウンセリング研究の基礎を習得する。

理學専攻の教育課程編成?実施方針

學士課程での基礎的科學體系の習得に基づき、數學、物理科學、化學?生物化學、情報科學の分野における研究者?技術者?高度職業人に必要とされる専門的知識、研究手法を身につけることを目標としている。その実現に向け、それぞれの分野の特徴に合わせて、特別研究を中心に、講義、演習、実験などからなるカリキュラムを用意している。

(1) 數學コース

大學院生各自が、大學において習得した基礎的素養の上に、解析學?幾何學?代數學それぞれの分野における専門性を高めるための講義?演習(セミナー)が用意されている他、同時に他分野への多様な理解も養うための科目も必修科目として設けられている。論理的問題解決力を育てることに加え、問題を研究し本質を見極め整理する能力を養うことが目的となる。

(2) 物理科學コース

學士課程で身につけた基礎的な物理科學的方法論を発展させ、最先端な専門的知識と理論的な研究手法を身につけることにより、物理科學的な専門分野に柔軟に対応できる研究者ないしは高度職業人?教育者を養成することを目的とする。その実現に向け、宇宙?素粒子?物性理論?物性実験の広範な範囲をカバーする専門的な研究?教育環境での特別研究を中心に、學內外の専門家による講義、演習などからなるカリキュラムを用意している。

(3) 化學?生物化學コース

化學?生物化學の分野は、原子?分子をなかだちとして自然科學のあらゆる分野と密接に協力して発展する學問領域であることを鑑み、學士課程での基礎的科學體系の習得に基づき、化學?生物化學分野における研究に従事するための専門的知識、研究手法を身につけることのみならず、関連する分野への展開力を身につけることを目標としている。その実現に向け、それぞれの分野の特徴に合わせて、特別研究を中心に、講義、演習、実験などからなるカリキュラムを用意している。

(4) 情報科學コース

學士課程での基礎的科學體系の習得に基づき、情報科學分野における自立した研究者あるいは高度職業人として成長することを目指す。その実現に向け、情報科學としての基礎理論および技術をさらに深化させる充実した講義、演習などからなる充実したカリキュラムを用意し、習得した知識に基づいて特別研究を遂行する。

生活工學共同専攻の教育課程編成?実施方針

生活工學分野において、生活向上のための生活環境改良方策を具體的に提案する能力を培うため、以下のカリキュラムを編成する。本専攻は、奈良女子大學大學院人間文化研究科との共同専攻である。以降、學籍を置く大學(お茶の水女子大學)と、相手大學(奈良女子大學)と呼ぶ。相手大學に設置された共同専攻の科目も履修できる。なお、共同専攻の要件として相手大學の開講科目を10単位以上履修すること。

  1. 生活者の視點から生活関連諸課題を柔軟に捉えるために、本分野における諸研究課題の探索と解決に向けた手法を學修し、課題設定?解決?評価能力を養う。
  2. 生活関連諸課題の解決に求められる、工學分野の理論?知識を修得?応用できる能力を養うとともに、 他の研究分野とのコラボレーションの重要性を認識し、生活?環境と科學技術を互いに整合させる手法を修得する。
  3. 研究者?技術者としての倫理責任を自覚し、優れた研究成果をもって社會の発展に寄與するためのコンプライアンス感覚を身につける。
  4. 主指導教員と副指導教員による複數指導體制のもと、學位論文を作成する。論文作成を通じ、研究実施能力、研究の妥當性に対する判斷力、文獻調査能力等も養成する。

III 博士後期課程の教育課程編成?実施方針

比較社會文化學専攻の教育課程編成?実施方針

人間?社會?文化のありように対応した人間理解?社會把握?文化構造の再考と、それに伴う領域橫斷的な視野を備え、多文化の相互理解に立腳した學際的?國際的な研究を推進する高度な研究者、専門職業人を養成する。このため、前期課程の9コースを再編成した4領域(國際日本學、言語文化論、比較社會論、表象蕓術論)において、前期課程からの一貫した教育指導を受け、専門知識の深化を図るとともに、領域橫斷的な創造的能力を涵養することを実踐する。さらに、海外の協定校と共同で開催する國際學會のほか、學生の海外派遣プログラムもあり、海外での調査研究や研究発表の機會が與えられる。とりわけ2010年度より開始したロンドン大學東洋アフリカ學院(SOAS)とのダブル?ディグリープログラムを特筆しておく。

(1) 國際日本學領域

國際的視野のなかで日本研究を進め、文學?言語學?言語教育學?歴史學?考古學?思想?文化?身體論の総合學としての日本學を、世界に発信する人材を養成する。それぞれの専門分野において高度な研究を進めるとともに、専門性を踏まえての學際的な関心のもとに総合的な知識を習得し、積極的な研究交流を行う能力を涵養する。

(2) 言語文化論領域

講義と演習を通じて、中國語圏?英語圏?仏語圏?獨語圏の文學/文化表象及び批評理論の追求と、言語學及び言語教育論の研究?教育を推し進め、各國文學?言語の専門的知識を深めつつ、それらを橫斷する研究視點を育成し、言語を介した現代の文化?批評の機能を、國際協力の面からも積極的に開発?提言する人材を育成する。

(3) 比較社會論領域

哲學思想?歴史からスポーツまでを対象に、日本?アジア?歐米?イスラムの諸地域を相互に比較橫斷する研究を推し進め、過去の思想?歴史を踏まえつつ、現代社會が要請する新しい人文科學の創成に寄與し、平等と自由の理念の実現を希求する人材の育成につとめる。それぞれの専門分野において高度な研究を進めるとともに、専門性を踏まえての學際的な関心のもとに総合的な知識を習得し、積極的な研究交流を行う能力を涵養する。

(4) 表象蕓術論領域

美術?工蕓?服飾?舞踴?音楽を主な対象とし、文化表象?表現を多方面から、舞踴?音楽においては実踐と理論の融合を図りつつ、専門的かつ橫斷的に批判的分析?追究する能力を養う。表象蕓術に関する幅広い知見と専門知識、獨創的な分析力をもち、表象蕓術論を人間理解?國際協力の媒介として社會に提言することに意欲をもった人材を養成する。

人間発達科學専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 教育科學領域、心理學領域、発達臨床心理學領域、社會學?社會政策領域、保育?児童學領域の5つの領域で構成されている。これら5領域のもと、人間の心の発達と社會環境の発達に関わる幅広い學問領域を結集して、広い視野から學際的?総合的に教育研究を行うことを目指す。
  2. 人間発達分野での社會的必要性の高い諸問題の解決を図る研究能力と、指導的な高度専門的職業人としての能力を身につけた女性研究者?人材の育成を目指す。
  3. 以上を実現するために、博士論文指導を中心とした科目群を編成し実施する。

(1) 教育科學領域

人間の生涯にわたる発達と教育の過程を、教育思想、教育史、教育社會學、教育方法學?教育課程論、教育開発論、生涯學習論等の多様な方法論により科學的に探究するとともに、専門的研究者として自立できる研究能力と、指導的な高度専門職業人としての能力を身につけることのできる女性研究者を育成する。

(2) 心理學領域

心理學における高度な研究能力や、人間の心の問題に関する優れて多次元的、総合的な分析力を身につけさせ、自立した研究者として創造的な研究を推進できる人材を養成する。

(3) 発達臨床心理學領域

発達臨床心理學の教育および研究を行うのに必要なカリキュラムを設置する。臨床心理學を柱として、家庭,教育,醫療,福祉,司法,産業等の様々な場における心理臨床的,発達的問題について専門的に対処する力を養成するとともに、発達臨床心理學の研究を行う高度な研究能力を養うのに必要なカリキュラムを設置する。

(4) 社會學?社會政策領域

社會學を中心に、経済學、法學などを含む社會科學を基礎學問として、グローバルな視野をもって公共政策上の課題を含む社會の諸問題を解明し得る専門的研究能力を身につけ、研究者としての自立的?創造的な研究活動、もしくは高度な専門性を有する職業活動を通して、社會の諸問題の解決において主導的な役割を果たす人材を養成する。

(5) 保育?児童學領域

保育?子育て等の現場で生じている多様な問題を、個々人の発達や心理、現場における相互作用のあり方、それを取り巻く社會や歴史的経緯と関わらせて多角的に分析?理解し、問題解決を図ることのできる、高度な専門知識と実踐能力を備えた研究者、実踐者を育成する。

ジェンダー學際研究専攻の教育課程編成?実施方針

(1) ジェンダー論領域

  • ① 家族、労働、人権、教育、開発援助、経済、法政策、國際関係、地域計畫、環境、科學技術、福祉、醫療など、幅広い研究対象についてジェンダー視點を中心とした研究を行う。指導教員のもと研究を深化させるとともに、學問領域を超えてジェンダー課題を中心に取り組む。
  • ② 博士論文の完成に向けて、年次ごとに定められた研究計畫書、研究報告書を提出する。また、主指導、副指導教員による段階的指導を行う。學生は、學會発表、學會誌への投稿、學內外の研究活動への參加などを通じて、計畫的に成果をあげることが求められる。

ライフサイエンス専攻の教育課程編成?実施方針

  1. 理學、工學、生活科學の學問領域の有機的な統合をはかり、ライフサイエンス全般の広い視野に立って人間を生命、生活の両面から捉える能力をさらに発展させる。
  2. ライフサイエンスの基礎から応用までを幅広く理解し、ライフサイエンスの諸分野において研究者として自立でき、また指導的役割を擔いうる人材を養成する。
  3. ライフサイエンスに関する研究課題を設定し、研究計畫を遂行し、研究成果を発表することを必要とする。そのため、獨創性と先端性に優れた高度な研究実施能力、研究の妥當性に対する判斷力、文獻調査能力、発表能力等を育成する。
  4. 連攜機関との教育研究交流を図り、より先端的な研究、社會との密接なつながりを意識させるとともに、さらに幅広い視野を養う機會とする。
  5. 主指導教員と副指導教員による複數指導體制のもとで、學位論文を作成する。

(1) 生命科學領域

人類の將來に大きな影響を與える生命科學領域を、先導して切り拓ける研究者および開発者を養成する。目指すべき人材像は、先端領域において自立的に研究と開発ができ、かつチームのリーダーとして、そのミッションを具現化できる指導者である。そのような資質を育成するために、指導教員と日常的に議論を行いつつ、周辺関連領域の教員にも指導を仰ぎ、學外における研究會などにも積極的に參加できるカリキュラムを編成する。また、研究だけでなく教育分野においても先導的な立場で活躍できる人材を養成することが、本領域の目的である。以上を実現するために、博士論文指導を中心とした科目群を編成し実施する。

(2) 食品栄養科學領域

食に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、食に関する疾病や、食の安全性などの問題を解析?解決することを目的とする。食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までを擔うことができる、大學や公的研究機関の研究者、管理栄養士のリーダー、栄養士や管理栄養士養成校の教員などの高度な「食のスペシャリスト」を育成する。以上の観點に基づき、博士論文指導を中心とした科目群を編成し実施する。

(3) 遺伝カウンセリング領域

遺伝の課題を有する人々に、遺伝カウンセリングをより良く還元するためのエビデンスを明らかにする研究者、および遺伝カウンセリングの指導者を養成する。博士前期課程までに修めた成果をもとに博士後期課程での醫療機関での実習から、あるいは認定遺伝カウンセラーとしての実務経験から、遺伝カウンセリングにおける未解決の課題を探求する能力を養成する。自身の研究の発展に加えて、遺伝カウンセリング関連の研究會、研修會において継続的にファシリテーターなどの指導的役割を擔う。さらに遺伝カウンセリングの広く社會への啓発のための活動、認定遺伝カウンセラーのプロフェッショナリズムの発展に盡くす。

理學専攻の教育課程編成?実施方針

博士前期課程で習得した科學的研究手法に基づき、數學、物理科學、化學?生物化學、情報科學の分野におけるより高度な研究に従事し、學位を取得し、自立した研究者?技術者?高度職業人として成長することを目標としている。その実現に向け、それぞれの分野の特徴に合わせて、特別研究、論文指導、研究指導などからなるカリキュラムを用意している。

(1) 數學領域

博士前期課程までに養われた知識と能力を土臺として、純粋數學あるいは數學の応用として學際性を有する橫斷的な分野の発展的研究を目指したより高度な指導を行うために、各講義に付隨する演習を設けることにより、問題の立案、研究解決、その結果を整理し論文にまとめるという一連の作業が連続的に行えるようなカリキュラム構成を採用している。最終目的は博士論文の提出と學位の取得である。

(2) 物理科學領域

博士前期課程で習得した物理科學的研究手法に基に、最先端の研究を行うことにより、物理科學およびその関連分野において、自ら問題を設定し解決する能力を身につけ、これからの物理科學?物理工學分野を牽引する若手研究者を育成する事を目的とする。このために、グローバルかつ最先端の研究設備を駆使した研究環境を提供し、その成果を內外に公表するための、特別研究、論文指導、研究指導などからなるカリキュラムを用意している。

(3) 化學?生物化學領域

化學?生物化學の分野は、原子?分子をなかだちとして自然科學のあらゆる分野と密接に協力して発展する學問領域であることを鑑み、博士前期課程で習得した化學?生物化學的研究手法に基づき、化學?生物化學分野におけるより高度な研究に従事し、學位を取得し、自立した研究者として成長することのみならず、當該分野が関わる多様な分野を主導する人材として足る能力を習得することを目標としている。その実現に向け、それぞれの分野の特徴に合わせて、特別研究、論文指導、研究指導などからなるカリキュラムを用意している。

(4) 情報科學領域

博士前期課程で習得した情報科學的研究手法に基づき、情報科學分野におけるより高度な研究に従事し、學位を取得し、自立した研究者あるいは高度職業人を養成する。情報科學分野に新しい知見を提供するための研究課題を遂行するために、充実した研究指導、論文指導からなり特別研究を遂行するカリキュラムを用意している。

生活工學共同専攻の教育課程編成?実施方針

生活工學分野において、生活向上のための生活環境改良方策を具體的に提案する能力を培う。現実的諸課題の解決に求められる創造的能力を養うとともに自立した研究者を育成するため、博士論文指導を中心とした以下のカリキュラムを編成?実施し、學術研究の能力を開発する。本専攻は、奈良女子大學大學院人間文化研究科との共同専攻である。以降、學籍を置く大學(お茶の水女子大學大學院)と、相手大學(奈良女子大學大學院)と呼ぶ。相手大學に設置された共同専攻の科目も履修できる。

  1. 生活者の視點から生活関連諸課題を柔軟に捉えるために、本分野における諸研究課題の探索と解決に向けた手法を學修し、確固たる課題設定?解決?評価能力を身につける。
  2. 生活関連諸課題の解決に求められる、工學分野の理論?知識を修得?応用できる能力を養うとともに、 他の研究分野とのコラボレーションの重要性?必要性を深く認識し、生活?環境と科學技術を互いに整合させる手法を確実に身につける。
  3. 研究者?技術者としての倫理責任を自覚し、優れた研究成果をもって社會の発展に寄與するためのコンプライアンス感覚を身につける。
  4. 主指導教員と副指導教員による複數指導體制のもと、學位論文を作成する。論文作成を通じ、獨創性と先端性に優れた高度な研究実施能力、研究の妥當性に対する判斷力、文獻調査能力、発表能力等も養成する。
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